「サイトを作る前に、ドメインは何を取ればいいですか?」
ホスティング選びガイド を公開した直後、最も多く届いた質問がこれでした。本記事では、TLD(.com / .dev / .app 等)の選び方と、レジストラ(お名前.com / Cloudflare Registrar / Namecheap 等)の比較を、個人開発者・副業ブロガーの現実視点で整理します。
広告に関する表記:本記事には /go/onamae を経由するアフィリエイトリンクが含まれます。リンク経由でご契約いただくと、AI Maker Lab に紹介料が発生する場合があります。比較の中身そのものは、独立した立場で執筆しています。
目次
- 30秒で結論:用途別 TLD 推奨
- 主要 TLD 比較表(.com / .dev / .app / .io / .ai / .me)
- レジストラ比較(お名前.com / Cloudflare / Namecheap / Squarespace)
- 名前の付け方:個人ブランド/プロダクト/ジャンル特化
- WHOIS プライバシー保護とは
- DNS 移管の流れ(Cloudflare DNS への移行)
- 独自ドメインメールの運用
- FAQ
- まとめと次に読むべき記事
30秒で結論:用途別 TLD 推奨
| あなたの状況 | 推奨 TLD | 理由 |
|---|---|---|
| 副業ブログ/アフィリサイト | .com | 信頼性最高、メール用途も無難 |
| 個人開発の SaaS/プロダクト | .dev または .app | エンジニア向けプロダクトとの相性が良い |
| 個人ブランド/ポートフォリオ | .me または .dev | 「自分の」感が出る、SEO上も問題なし |
| AI 関連プロダクト | .ai | 価格は高めだが認知度が高い |
| コミュニティ/メディア | .io | スタートアップ感を演出できる |
| 迷っているなら | .com | 後悔が最も少ない選択 |
詳細は本記事の各セクションで掘り下げます。
主要 TLD 比較表(.com / .dev / .app / .io / .ai / .me)
価格情報の取得日:本表の登録費用・更新費用は 2026-05-13 時点で お名前.com および Cloudflare Registrar に記載されている価格帯の目安です。レジストラ・キャンペーン・期間契約で変動するため、契約前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
| TLD | 1年目登録(目安) | 2年目以降更新(目安) | 信頼性 | SEO 影響 | Best for |
|---|---|---|---|---|---|
| .com | 700〜1,500円 | 1,500〜2,500円 | ◎ 最高 | なし | 副業ブログ定番 |
| .dev | 1,500〜2,500円 | 1,500〜2,500円 | ◯ エンジニア向け | なし | 個人開発・技術ブログ |
| .app | 1,500〜2,500円 | 1,500〜2,500円 | ◯ アプリ向け | なし | モバイル/Web アプリ |
| .io | 5,000〜7,000円 | 5,000〜7,000円 | ◯ スタートアップ | なし | テック系メディア |
| .ai | 8,000〜12,000円 | 8,000〜12,000円 | ◯ AI 特化 | なし | AI 系プロダクト |
| .me | 1,000〜2,000円 | 2,500〜4,000円 | △ 個人向け | なし | ポートフォリオ |
| .jp | 2,000〜4,000円 | 2,800〜4,500円 | ◎ 国内最高 | 国内向けに微優位 | 日本特化サイト |
SEO 上、TLD の違いは順位に影響するか
結論:ほぼ影響しません。Google は新 gTLD(.dev / .app / .io 等)も .com と同等に扱うと公式に説明しており、執筆者の観察でも TLD 起因の順位差は顕在化していません。唯一の例外は .jp で、日本国内向けの検索ではわずかに優位という観察があります(公式アナウンスではなく、業界で広く議論されている観察ベースの記述です)。
レジストラ比較(お名前.com / Cloudflare / Namecheap / Squarespace)
ドメインを どこで取得するか も重要です。同じ .com でも、レジストラによって価格・更新料・付加サービスが大きく違います。
価格情報の取得日:以下の比較は 2026-05-13 時点で各公式サイトに記載されている情報を参照しています。継続的に改定されるため、契約前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
| 項目 | お名前.com | Cloudflare Registrar | Namecheap | Squarespace Domains |
|---|---|---|---|---|
| 提供元 | GMO インターネット | Cloudflare | Namecheap, Inc. | Squarespace(旧 Google Domains) |
| 日本語対応 | ◎ 完全対応 | △ 英語のみ | △ 英語のみ | △ 英語のみ |
| サポート | ◎ 電話・チャット日本語 | × 個人向け電話なし | △ 英語メール | △ 英語メール |
| 1年目価格(.com) | キャンペーン時 1円〜500円 | 原価販売(約$10) | $9〜$15 | $12〜$20 |
| 2年目以降(.com) | 1,500〜2,500円 | 原価販売(約$10、上乗せなし) | $14〜$20 | $20〜$24 |
| WHOIS プライバシー | 有料 or 無料(プランによる) | 無料・標準 | 無料・標準 | 無料・標準 |
| 決済方法 | クレカ・コンビニ・銀行振込 | クレカのみ | クレカ・PayPal | クレカのみ |
| ドメインメール | 別途有料サービス | なし | 別途有料サービス | あり |
| 個人開発適合度 | S(国内派) | S(コスト最適化派) | A | A |
ティア基準(v0 vs Lovable vs Bolt / ホスティング選び と同基準):S=最優先(収益性・話題性ともに高い)、A=優先(標準的)、watch=監視中(規約変動中など扱いが定まっていない)。
お名前.com — 国内大手、コンビニ・銀行振込・日本語電話窓口を持つ唯一の選択肢
- 強み:日本語電話・チャット窓口、コンビニ・銀行振込・請求書払い対応、ConoHa WING / Xserver / mixhost との同時申込割引、
.jp.co.jp等の JP TLD の取扱いが揃う - 弱み:2年目以降は標準価格に戻り Cloudflare Registrar の原価販売より3〜10倍程度高い、オプション商品の標準オプトインがあり受信設定の調整が必要
- 向いている人:クレジットカードを持たない/使えない学生・法人、
.co.jp.or.jpなど JP TLD を取りたい、ConoHa / Xserver / mixhost とのセット割で初年度コストを下げたい
Cloudflare Registrar — 全 TLD を原価販売、長期運用のコスト最適解
- 強み:取扱 TLD を ICANN 原価+少額の Cloudflare 手数料のみで提供(マージン上乗せなし、公式 cloudflare.com/products/registrar 2026-05 取得)、WHOIS プライバシーが常時無料、Cloudflare DNS と同一アカウントでネームサーバー設定が即反映
- 弱み:日本語サポート窓口なし(英語チケットのみ)、決済はクレカのみ、新規ドメイン取得は不可で他レジストラから Cloudflare アカウントへ移管する形でのみ取得可能
- 向いている人:既に Cloudflare DNS / Cloudflare Pages / Cloudflare Workers のいずれかを使っている、5年・10年の長期保有でレジストラ手数料を最小化したい、英語チケット対応で済ませられる
Namecheap — .io .dev .app のスタートアップ向け TLD で価格優位
- 強み:Indie Hackers / Y Combinator 系コミュニティで採用例が多く、
.io.dev.appの初年度キャンペーンが ICANN 原価に近い水準まで下がることがある、独自の SSL マーケット(PositiveSSL 等の代理販売)と統合 - 弱み:管理画面・サポートチケットともに英語のみ、JP TLD(
.jp.co.jp)の取扱いは限定的 - 向いている人:スタートアップ風の
.io.dev.appをブランド名で押さえたい、複数 TLD を年単位で取り回す、Cloudflare Registrar の「新規取得不可」の制約を回避したい
Squarespace Domains — 旧 Google Domains のメニュー構成を引き継ぐシンプル UI
- 強み:旧 Google Domains の管理画面構造をほぼ継承、DNS / メール転送 / Subdomain Forwarding の設定が左メニュー1段で完結、Squarespace Web Hosting と統合契約も可能
- 弱み:日本語 UI・サポートなし、価格は Cloudflare Registrar / Namecheap と比べて中庸〜やや高め、Google Domains 時代の特定機能(Email Forwarding 無制限等)が縮小されたケースあり
- 向いている人:旧 Google Domains 利用経験がありメニュー構造を維持したい、Squarespace で Web サイトを並行運用している、
.com.net中心で運用する
名前の付け方:個人ブランド/プロダクト/ジャンル特化
ドメイン名(TLD の前の部分)は、サイトの 「住所」 であると同時に 「印象を決定づける要素」 です。3つのパターンから選びます。
パターン1:個人ブランド型
- 例:
yourname.com/yourname.dev/yourname.me - 向いている:ポートフォリオ、技術ブログ、コンサル業
- 注意点:将来ジャンル変更しても無理なく続けられる
パターン2:プロダクト型
- 例:
tsukuru-app.com/vibe-builder.dev/aimaker-lab.com - 向いている:SaaS、ツール、メディア
- 注意点:プロダクトを変えると陳腐化する。プロダクト名 = ドメイン名 は慎重に
パターン3:ジャンル特化型
- 例:
ai-tools-japan.com/vibe-coding-guide.com/kojin-saas.com - 向いている:SEO 主軸の比較・レビューサイト
- 注意点:ジャンル変更時に乗り換え必須。初動 SEO 評価は受けやすい
本サイト(aimaker-lab.com)の選定プロセス
本サイトは2026-05-12 にドメイン取得しています。選定プロセスを公開すると:
- 3つの候補:個人ブランド型 / プロダクト型 / ジャンル特化型を並列で検討
- 採用:プロダクト型「aimaker-lab.com」
- 理由:①AI × Maker × Lab という3軸で覚えやすい、②ジャンル特化型より柔軟性がある、③個人ブランド型より外部展開しやすい
- 却下した候補:「ai-tools-japan.com」(ジャンル特化すぎる)、「kojin-ai.com」(一般名詞すぎる)、「ai-builder-lab.com」(Microsoft AI Builder と衝突リスク)
詳しい選定プロセスは本サイトの社内記録に残しています(将来オープン公開記事として共有予定)。
WHOIS プライバシー保護とは
WHOIS は、ドメイン取得者の 氏名・住所・電話番号・メール を公開するデータベースです。プライバシー保護を設定しないと、これらが第三者に見えます。
| レジストラ | WHOIS プライバシー |
|---|---|
| お名前.com | 一部プランで有料、エコノミー以上のプランで無料 |
| Cloudflare Registrar | 標準で無料・常時有効 |
| Namecheap | 標準で無料・常時有効 |
| Squarespace Domains | 標準で無料・常時有効 |
個人開発者の判断:プライバシー保護は 必ず有効化 すること。住所・電話番号が公開されると、スパム・営業電話・ストーカー被害のリスクがあります。Cloudflare Registrar / Namecheap / Squarespace は標準で無料、お名前.com は契約プラン次第なので確認必須です。
DNS 移管の流れ(Cloudflare DNS への移行)
ドメインを取得した後、DNS(名前解決)をどこで管理するか を選びます。本サイトの構成例:
- ドメイン取得:お名前.com で
aimaker-lab.comを購入 - DNS 管理:Cloudflare DNS に移管(無料、高速、グローバル分散)
- ホスティング:Cloudflare Pages に接続
- HTTPS:Cloudflare が自動発行
Cloudflare DNS への移管手順(概要)
- Cloudflare アカウントを作成(無料)
- 「Add Site」で
yourname.comを入力 - Cloudflare から提示される 2つの Nameserver(例:
KATJA.NS.CLOUDFLARE.COM/KEVIN.NS.CLOUDFLARE.COM)をコピー - お名前.com の管理画面で、Nameserver を上記2つに変更
- 数分〜数時間で反映、Cloudflare ダッシュボードに「Active」表示
所要時間:15〜30分。慣れていれば10分で完走できます。
DNS 移管のメリット
- 無料・高速:Cloudflare の世界 300+ 拠点で名前解決
- CDN 連携:Cloudflare Pages / Workers との一体運用
- DDoS 保護:標準で有効
- 柔軟な DNS レコード管理:A / AAAA / CNAME / TXT / MX / SRV すべて UI で編集可
独自ドメインメールの運用
「[email protected]」のような独自ドメインメールを運用すると、プロフェッショナルな印象を与えられます。
選択肢
| サービス | 価格 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| Google Workspace | $6/月〜 | Gmail と同じUI、信頼性最高 | 月額固定費 |
| Microsoft 365 | $6/月〜 | Outlook + Office アプリ込み | 月額固定費 |
| mxroute / Fastmail | $3〜5/月 | 安価、独立系 | 日本語サポートなし |
| mixhost のメール機能 | ホスティング代に含む | 追加費用なし | UI は WebMail のみ |
| メール転送のみ | 無料 | Cloudflare Email Routing で受信転送可能 | 送信は別途 |
個人開発者の現実解:副業ブログ初期は Cloudflare Email Routing で [email protected] → 個人 Gmail に転送するだけで十分です。本格運用に入ったら Google Workspace / Microsoft 365 に切り替える、という段階的アプローチが推奨です。
FAQ
Q1. 中古ドメイン(過去に使われていたもの)を買うのはアリですか?
慎重に検討すべきです。過去にスパム・違法サイト・ペナルティを受けたドメインを引き継ぐと、Google からの評価がマイナスから始まる可能性があります。中古ドメインの「被リンク資産」を期待する SEO 手法は、執筆者の観察ベースでは、近年のコアアップデート以降で評価を下げた事例が複数報告されています(公式アナウンスではなく、SEO 業界で広く議論されている観察ベースの記述です)。
Q2. ドメインを複数取るべきですか?
最初は1つで十分です。慣れてきて複数ブログ・複数プロダクトを並行運用するフェーズになったら、必要に応じて追加します。複数ドメインを 同じレジストラ で管理すると更新管理が楽になります。
Q3. お名前.com の初年度1円キャンペーンは罠ですか?
罠ではありませんが、2年目以降の更新料が高めなことは理解しておくべきです。1年目1円 → 2年目以降1,500〜2,500円/年、というのが平均的な価格構造。長期運用なら Cloudflare Registrar への移管(移管手数料込みでも長期トータルで安くなる)を検討する価値があります。
Q4. .ai ドメインは個人開発者でも取るべきですか?
価格と認知度のトレードオフです。.ai は8,000〜12,000円/年と他の TLD の数倍ですが、執筆者の観察では Y Combinator や Product Hunt の AI 関連プロダクトで .ai の採用が広く見られます。初期から本気で AI プロダクトを売るなら .ai、ブログ・実験段階なら .dev か .com で十分です。
Q5. ドメイン名は変えられますか?
実質的に変えられません。ドメイン変更は新規ドメイン取得 + 全コンテンツ移転 + 301 リダイレクト設定 + SEO 評価の引き継ぎ作業が必要で、SEO 評価が完全に引き継がれる保証もありません。最初の選択が長期的に効きます。
まとめと次に読むべき記事
ドメイン選びの判断フロー:
- TLD は何にするか? → 副業ブログなら .com、個人プロダクトなら .dev / .app、AI プロダクトなら .ai
- レジストラはどこか? → 日本語サポート派なら お名前.com、コスト最適化派なら Cloudflare Registrar
- DNS は誰が管理するか? → Cloudflare DNS を強く推奨(無料・高速・統合性)
- メールはどう運用するか? → 最初は Cloudflare Email Routing で転送、本格化したら Google Workspace
個人開発者の鉄板構成(本サイトもこの構成):
ドメイン=お名前.com(/go/onamae)or Cloudflare Registrar、DNS=Cloudflare、ホスティング=Cloudflare Pages、メール=Cloudflare Email Routing → 個人 Gmail 転送
迷ったら AI診断(5問) を試してみてください。あなたの用途に合うドメイン・ホスティング構成を提示します。
関連記事
- Vibe Coding 完全ガイド:個人開発者が AI で「動くアプリ」をつくる最短ルート — アプリ作成側のピラー
- 個人開発者のためのホスティング選び — ホスティング側のピラー(同インフラ系)
- AI副業ロードマップ — パス1(アフィリ)の起点としてのドメイン取得
- v0 vs Lovable vs Bolt 徹底比較 — Vibe Coding ツールの選び方
その他のリソース:
- /tools/onamae/ / /tools/mixhost/ — 各サービス詳細
- /go/onamae — お名前.com でドメインを探す
- /go/mixhost — mixhost でホスティングを契約する
情報の一次性について
本記事の TLD 別価格・レジストラ別価格・スペック情報 は 2026-05-13 時点で各公式サイト(お名前.com / Cloudflare Registrar / Namecheap / Squarespace Domains)に記載されている情報を参照しています。継続的に改定されるため、契約判断の前に必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。
SEO への影響・TLD の認知度・運用上の所感は、執筆者および AI Maker Lab 編集チームの観察に基づく所感であり、Google や各レジストラの公式アナウンスではありません。
WHOIS プライバシー保護の標準有効化は、2026-05 時点の各レジストラの提供状況に基づきます。最新の提供状況は各レジストラ公式ページでご確認ください。
中古ドメイン・.ai ドメイン・複数ドメイン運用に関する判断は、執筆者の業界観察に基づく意見であり、特定のサイトや事業の成否を保証するものではありません。
Amazon で関連書籍・ガジェットを探す
本記事のテーマ(ドメイン選定・Web インフラ)に関連する書籍・教材は Amazon でも購入できます。
※ AI Maker Lab は Amazon アソシエイト・プログラムの参加サイトとして、商品のリンク経由のご購入から紹介料を受け取ります。掲載内容そのものは公平な視点で執筆しています。